SESの会社に入社した個人的感想【NOT企業案件】
はじめに
こんにちは、ぬりみです^^
今日は、SESに入社を検討されている方、あるいは元々SESを希望していなかったけど入社せざるを得なかった方に向けて、背中を押せたらと思います。
Twitterで、転職活動中の未経験エンジニアさんが、「SESは避けたい」とおっしゃっているのをよく目にします。
「なんとなくブラックそうだから」とか「避けた方がいいと経験者が言っているから」とかが主な理由といったところでしょうか。実際私もそうでした。
しかし、自社開発、社内SE、WEB制作会社などは倍率が高いですし、未経験からとなると入社はかなり厳しくなると思います。
コネがあるとか、これまでの経験が企業のニーズに合ってたとか、ポートフォリオがプロ顔負けのものとかでないと、普通は入社は難しいと思います。SES系企業で経験を積み、何年かしたら再度転職活動をするか、フリーランスになるのが一般的ですね。
以上の現実があるので、「本当は自社開発がよかったけど、SESに入社することになった」という方もいらっしゃると思います。
私はわりと、SESでもよかった派なので、少しでもそういった方の背中の後押しをさせて頂けたらと思います。
私がSES系の会社に入社を決めた経緯
私は実ははじめはSESを外して転職活動をしていました。
私は1度転職を経験していて、今が2社目になります。
大学もがっつりの文系で、前職もITとは全くの無縁の会社でした。
私の経歴ですが、4大を卒業後、新卒の時に人材紹介会社のキャリアパートナーとして社会人デビューをしました。
人材紹介とは、仕事を探している人に仕事を紹介し、マッチングしたら企業側からペイを頂くという形の仕事です。学生の頃の自分は、特にやりたいことがあったわけでもなかったですが、人材不足の世の中の力になりたいという思いで入社を決意しました。
しかし転職は人の人生に大きく関わるもので責任も伴うにも関わらず、売り上げ重視の営業スタンスだったので、ストレスで仕方がなく、約1年半であっさり退職してしまいました。笑
その後は心身ともに疲弊していたこともあり、実は約半年定職についていませんでした。
その間何をしていたかというと、プログラミングスクールに通い、HTMLやCSSなどWEBサイトを作る系の勉強をしました。
それまではプログラミング言語を触ったことがなかったのですが、転職を考えだした頃からWEBデザイナーを知り、WEBデザイナーへの憧れからITの世界へ一歩足を踏みいれたのでした。
しかし、プログラミングスクールでの学習を一通り経験し、いざ就職活動をしましたが、第二新卒ということもあり、なかなか上手くいきませんでした。
そもそも書類選考が通らないのです。
プログラミングスクールに入会する時、営業さんが「ITは引く手数多です!」「給料がいいです!」とおっしゃっていましたが、あれはエンジニア経歴0の人は対象にならないですね。笑 何年か経験を積んだ人はもちろん市場価値は高いでしょうが、プログラミングスクールに通ったからといって経験者ではないということをここで痛感しました。
また、そもそもWEBデザイナー職種は人気で、倍率が高かったこともあり、ここで急遽路線変更。システムエンジニアとつくもの全てにエントリーしました。
ただ、さすがIT業界。ようやく面接にこぎつけた企業は10社くらいありましたが、そのうち8社くらいはブラック臭がしました…。面接官が高圧的だったり、業務内容が募集要項と違ったり…。
そんなこんなで今の会社に出会い、面接の印象が他の会社に比べてまともだったので(笑)、あっさり入社を決めて今に至ります。
消去法で決めた会社で、しかも当初条件から外していたSESではございましたが、今の会社にしてよかったなと思っています。
二次請けの会社に入社してよかったこと
私の思うよかったことは、主に下記3点です。
- いろんな仕事・職場での経験値が増える
- 多くの優秀なエンジニアに会え、刺激を受ける
- 大きなプロジェクトに参画する機会が多いので、世の中へ大きな価値貢献している実感がある(これは人によるかも)
まず1つ目の「いろんな仕事・職場での経験値が増える」ですが、当然赴任先プロジェクトが変われば、職務内容も変わり、当然元受け会社も変わるので、昔からある古き良き有名企業や、職場がおしゃれすぎるメガベンチャーなど様々な環境の中で経験を積むことができます。個人的には同じ会社にいながら様々な社風を体験できることはとても楽しく、憧れの会社の社員になった気分を味わえるのでモチベーションも上がります。笑
また、参画するプロジェクトによっても仕事内容はどうしても若干変わったりするので、大なり小なり様々な経験を積むことができます。あと、これはプロジェクトによりますが、仕事内容があいまいなこともあり、思いがけずいろんな仕事に携われるチャンスもあります。
そういう意味では、前職の営業より様々な仕事に携われるチャンスがあり、毎日が刺激的でやりがいを感じられる働き方だなと思います。
2つ目は、「多くの優秀なエンジニアに会え、刺激を受ける」です。
プロジェクトは、基本的にはお客さんとやり取りをしているSEさんがいて、その人を頂点として役割分担されています。チームを組んでやることが多いのですが、チームリーダーは大体優秀なエンジニアさんだったりします。
今までパワハラをするようなチームリーダーに会ったことはないですし、本当に尊敬できる人ばかりです。
そんな尊敬できる人に、短期間にたくさん出会えるのは、SESならではだと思います。
3つ目は、「大きなプロジェクトに参画する機会が多いので、世の中へ大きな価値貢献している実感がある」です。これは人によるかもしれませんので、あくまで個人的な意見です。
経験が浅い内は、大体は先輩と一緒に現場入場することになると思います。
また、大きいプロジェクトの方が比較的簡単な仕事を任せてもらいやすかったりするので、はじめはそういう大規模案件に大量採用されていく感じになると思います。
そのため、はじめから大きなプロジェクトをかじることができ、価値貢献を実感できるんじゃないかと思います。
今までの内容だと、フリーランスでもいいじゃん!って思うかもしれません。
正直フリーランスになれるのであればそれがいいと思います。むしろその方が給与は高くなると思いますし、いろいろな制約に悩まなくて済みますから。
でも私みたいに、営業が苦手だったり、フリーランスで食べていけるほどさほど経験があるわけでもない人は、SESの方がいいんじゃないかと思います。
こんなSES系企業には注意!
とはいえ、SES系企業は星の数ほどあるので、さきほどの3つのメリットを感じられない会社もあると思います。
こんな会社には注意した方がいいでしょう。
- 待機の多い企業
- 新人教育に力を入れていない企業
- 3次請け以下の案件しかない企業
まず1つ目、「待機の多い企業」です。
まず、待機とはどういう状態かというと、「参画できる案件がなく、案件を待っている状態」です。SESでは、人材がプロジェクトに参画することで収入を得ています。待機が発生すると会社にとっては赤字なので、会社によっては待機中は給料が発生しない、ということもあり得たりします。なので、そういう会社には注意しましょう。
2つ目、「新人教育に力を入れていない企業」です。
会社によっては、入社して研修後すぐにプロジェクトに参画させてもらえず、ヘルプデスクやテストといったスキルにならなそうな仕事から始めるというのもあります。
早くスキルを磨きたいのであれば、こういった会社は避けるべきでしょう。
本当に新人教育に力を入れている会社であれば、そういうことはあまりないんじゃないかと思います。
3つ目、「3次請け以下の案件しかない企業」です。
なぜなら必然的に、下の階層になるほど、簡単な仕事しか任されなくなるからです。
まとめ
長くなりましたが、少しでも参考になれば幸いです。
未経験からエンジニアデビューする方を応援しています。
一緒にがんばりましょう♪
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